手術か自然排出か|正解のない選択と向き合う気持ち

流産・自然排出

はじめに

流産がわかったとき、次に直面するのが「手術にするか、自然排出を待つか」という選択です。どちらを選ぶにしても不安や迷いが伴い、正解は誰にもわからないと思います。
私自身もこの問題で悩み、後悔したり、結果的に良かったと思えたりと、気持ちが揺れ動きました。この記事では、手術と自然排出のそれぞれの特徴や、実際に感じたことをまとめています。同じように悩む方の参考になれば嬉しいです。

手術か自然排出か、悩ましい選択

流産のあと、手術をするのか、それとも自然排出を待つのか。どちらが良いのかは一人ひとりの状況によって変わってくるかと思います。

  • 仕事や家庭の予定を優先したい人は、日程をコントロールできる「手術」に一定のメリットがあると思われる
  • 自然な経過を尊重したい人や、身体への負担を軽くしたい人は「自然排出」を待つこともある

当時は、自然に待ってみようと思いましたが、その後気持ちは揺れました。

手術を選ぶメリットと迷い

手術を早めに選択した場合、「いつ自然排出が起こるのか」と不安に過ごす時間を短縮できるのは大きなメリットです。

実際、私は待っている間に「なぜ早く手術をお願いしなかったのだろう」と後悔する瞬間もありました。待っている間のもやもやは精神的に辛い面もありました。時間を無駄にしているような、焦る気持ちを感じることもありました。

自然排出を待った結果

私の場合、結果的には手術の前に自然排出となりました。振り返ってみると「これはこれで良かった」と思えています。

ただしこれは結果論で、もし自然排出が起こらなければ手術を受けるしかなかったですし、さらにもう1週間待っても出てこない可能性だってありました。

正解はない、流れにゆだねるしかない

最終的に思うのは、「手術と自然排出、どちらが正しいかに正解はない」ということです。
それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の生活状況と医師のアドバイスを踏まえて決めるしかないのだと思います。

そして、一度決めたら「これで良かったんだ」と自分を受け止めることが大切なのかもしれません。

おわりに

流産後の選択は、誰にとっても辛く、そして迷うものだと思います。私は結果的に自然排出となりましたが、それも偶然であり、違う展開だった可能性もありました。

「手術にしてよかった」「自然排出を選んでよかった」――答えは人それぞれです。だからこそ、正解を探すのではなく、自分と赤ちゃんにとって納得できる選択をすることが何より大切だと感じます。

同じように悩む方が少しでも心軽く、自分の選択を受け止められるようになりますように。